睡眠時無呼吸症候群の治療について

睡眠時無呼吸症候群の治療は、夜間の無呼吸を改善して体への負担を軽減することが目的です。治療を続けることで、朝の頭痛や日中の眠気が解消されるだけでなく、高血圧や心房細動といった循環器疾患のリスク低減にもつながります。
兵庫県西宮市・西宮北口駅の瀬戸内科医院では、循環器専門医である副院長が睡眠時無呼吸症候群の治療にあたっています。検査で診断が確定した方には、状態に応じた治療をご提案し、無理のない形で継続していただけるようサポートしています。
CPAP(シーパップ)療法
CPAP療法とは?
CPAP(シーパップ)は、就寝中に鼻に装着したマスクから一定の圧力で空気を送り込み、気道が塞がるのを防ぐ治療方法です。睡眠時無呼吸症候群に対して最も広く用いられている標準的な治療で、保険適用で受けることができます。
ただし、CPAP療法は対症療法で、睡眠時無呼吸症候群そのものを根治する治療ではありません。装置を外すと無呼吸は再び起こるため、基本的には毎晩の使用を続けていく形になります。
CPAP療法で期待できる変化
当院でCPAP療法を受け続けている方から、以下のような声をいただいています。
- 朝目が覚めた時の頭痛がなくなった
- 日中の強い眠気が改善され、車の運転中に眠くならなくなった
- 就寝中にトイレで目が覚める回数が少なくなった
- 日常の活動がしやすくなり、生活全体の質が上がった
こうした改善をご自身で実感されるからこそ、納得して治療を継続される方がほとんどです。
当院のCPAP治療の実績
現在も、当院では多くの患者様がCPAP療法を継続しています。そのうち、CPAPが合わずに中止された方は非常に少数です。離脱率は非常に低い水準を維持しています。
この継続率の高さは、治療の効果を実感していただけていることの表れだと考えています。月に一度の通院でCPAPの使用状況やデータを確認し、マスクの調整やお困りの点があれば対応するなど、きめ細かいフォローを心がけています。
CPAPが合わないと感じた方へ
マスクの装着感が気になる、圧力が苦しいなど、CPAPに馴染めないと感じる方もいらっしゃいます。そうした場合には、マスクの種類や設定の見直しを行い、できる限り快適に使えるように調整いたします。
生活習慣の改善
睡眠時無呼吸症候群の治療では、CPAP療法と併せて生活習慣の見直しも重要です。
体重の管理
肥満は睡眠時無呼吸症候群の最大のリスク因子です。体重を5~10%減らすだけでも、無呼吸の回数や重症度が改善する可能性があるとされています。急激な減量ではなく、食事の内容と量を少しずつ見直していくことが現実的なアプローチです。
寝る姿勢の工夫
仰向けで寝ると気道が塞がりやすくなるため、横向きで眠ることでいびきや無呼吸が軽減される場合があります。
飲酒の制限
アルコールはのどの筋肉を緩ませるため、就寝前の飲酒は睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させます。特にCPAP使用中の方は、飲酒量を控えることで治療効果が安定しやすくなります。
治療を続けることの意味
睡眠時無呼吸症候群の治療は、日々の眠気や頭痛を改善するだけにとどまりません。夜間に繰り返される低酸素状態を防ぐことで、高血圧の改善、心房細動の抑制、心不全の進行防止といった長期的な効果が期待できます。
「たかがいびき」と思わずに、循環器の健康を守るための治療として、継続していくことに大きな意味があります。