体重の急な増加

体重の急な増加

体重の急な増加について

体重の急な増加について

食べすぎた覚えがないのに、ここ数日で2~3kg体重が増えた。そうした急な体重の変化は、食事の量ではなく、体の中に水分が余分にたまっていることが原因かもしれません。心不全をはじめとする循環器の病気では、体内の水分バランスが崩れることで短期間のうちに体重が増加することがあります。

兵庫県西宮市・西宮北口駅の瀬戸内科医院では、体重の急な増加についても循環器の観点から原因を調べ、適切な対応につなげています。むくみや息苦しさを伴う体重増加がある方は、お早めにご相談ください。

こんな変化はありませんか?

  • 数日のうちに2kg以上体重が増えた
  • 食事量は変わっていないのに体重が増え続けている
  • 足のむくみと同時に体重が増えてきた
  • 体がだるく、少し動いただけで息が上がる
  • お腹まわりが張っている感じがする
  • 尿の量が減ったように感じる

考えられる病気

心不全

体重の急な増加は、心不全の悪化を示す重要なサインの一つです。心臓が全身に十分な血液を送れなくなると、体に水分がたまりやすくなります。

腎臓の病気

腎機能が低下すると、余分な水分や塩分を体の外へ出す力が弱まり、体内に水分が蓄積して体重が増えます。尿の量が減っている、泡立ちが目立つといった変化がある場合は、腎臓の問題を疑って検査を行います。

肝臓の病気

肝硬変が進行すると、お腹に水がたまる「腹水」が生じて、腹部の張りとともに体重が増加することがあります。肝臓の状態に不安がある方は、血液検査や腹部エコーで確認することが可能です。

甲状腺機能低下症

甲状腺の働きが低下すると、代謝が落ちて体内に水分がたまりやすくなります。全身のむくみ、疲れやすさ、寒がりといった症状を伴う場合は、血液検査で甲状腺の数値を確認することで判別できます。

薬の副作用

ステロイド薬、一部の降圧薬、糖尿病のお薬などの中には、副作用として水分貯留や体重増加を引き起こすものがあります。お薬の開始・変更後に体重の変化が見られた場合は、主治医にご相談ください。

体重の急な増加に対する検査

体重の記録確認

毎日の体重記録は、変化の傾向をつかむ上で最も基本的な情報です。受診の際にはぜひ記録をお持ちください。

血液検査

心不全の指標であるBNP、腎臓の働きを示すクレアチニンやeGFR、肝臓や甲状腺の数値、栄養状態の指標であるアルブミンなどを調べ、体重増加の原因を幅広く探ります。

尿検査

腎臓からの蛋白漏出や尿量の変化を確認します。

心エコー(心臓超音波検査)

心臓のポンプ機能に問題がないかを超音波で評価します。心不全による体液貯留が疑われる場合に行います。

腹部エコー

腹水の有無や肝臓の状態を画像で確認します。お腹の張りを伴う体重増加がある場合に有用な検査です。

体重の急な増加への対応

心不全が原因の場合は、利尿薬で余分な水分を体外へ排出し、塩分の制限や水分量の管理を行います。腎臓や肝臓の病気が背景にある場合は、それぞれに応じた治療を進めます。薬の副作用が疑われる場合には、処方の見直しを検討します。

心不全の管理においては、「体重が1~2日で2kg以上増えたら受診する」というのが一つの目安とされています。そのため、日々の体重を記録する習慣は、病状の小さな変化にいち早く気づくための有効な手段となります。